マグネシウムを活かした防食工事についてご紹介します!
お手持ちの建物の耐久性を維持するためにも、防食工事を検討されている方もいらっしゃると思います。
一口に防食工事といっても、どんな防食材を使って何をすればよいのか、分かりにくいですよね。
マグネシウムも、効果的な防食材の1つです。
そこで今回は、防食工事をお考えの方に向けて、マグネシウムを用いた工事について解説します。
□マグネシウムを活かした電気防食についてご紹介!
ガスや水道は私たちの生活を支える必要不可欠な存在です。
工場にも設置されていますよね。
これらの必需品を腐食から守るための工事は「電気防食」と呼ばれており、マグネシウムが使用されます。
マグネシウムの陽極は、無害で汎用性の高いことから、大変優れているといわれています。
さらに、他の陽極と比較しても設置や施工がしやすく、メンテナンスをスムーズに行えます。
そんなマグネシウムを活かした電気防食には、2種類あります。
1つは、流電陽極方式。
この方法は、金属を添加することによって発生した電位差を利用した防食方法です。
広範囲にわたって、均一に電位分布をコントロールできますが、寿命が早いという欠点もあります。
そのため、定期的な交換も必要です。
もう1つは、外部電源方式。
この技術では、防食を施したい対象にカソードとして電気を通します。
つまり、内側から外側に電流を流すのです。
電極近くで電位が最大となるため、パイプの一部に効果を発揮させたい場合には、外部電源方式が適しているといえるでしょう。
□電気防食の注意点とは?
電気防食の有効性は、国の認定を受けています。
しかし、状態によっては利用できないことや効果が発揮されるまでに時間を要するという注意点があります。
まず、腐食や破損が見られる場合は追加的な工事が必要となります。
配管全体に著しい腐食や破損があると、電気防食の施工が困難となるケースもあります。
しかし、一部の部位を交換すれば、通常通り工事を行えることもありますので、一度ご相談ください。
もう1つ気を付けなければならないのは、効果が出るまでに時間がかかるということです。
一般的に、防食の機能獲得には最短でも3か月、最長で1年程かかるといわれています。
効果の出方は配管の状態や種類によっても異なります。
□まとめ
今回は、防食工事の1種として、マグネシウムを活かした電気防食についてご紹介しました。
工場の使用に欠かせない配管を、丈夫な状態で保つためには防食工事が不可欠です。
その中でも、電気防食は非常に効果的とされています。
当社でも、全国対応で建物の耐久性を高めるための工事を承っております。
自信のある技術をご提供しますので、ご興味のある方はぜひ一度お問い合わせください。
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