防食メッキの効果とは?防食工事の必要性と併せてご紹介します!
「メッキが剥がれる」や「金メッキ」など、日常生活でも耳にするメッキという言葉。
実際、メッキにはどういった効果があるのでしょうか。
今回は、工業の現場で使用するメッキについて、種類や特徴をご紹介するとともに、防食工事が必要な理由も併せてご紹介します。
□防食メッキは他のメッキとどう違う?
そもそも、メッキは目的により3つの種類に分類されます。
1つ目は、特殊な性質や機能を追加するためのものです。
このメッキは、主に工場のような現場で、加工した製品にメッキの特性を付与するために使用され、水を弾きやすくしたり、光の反射を抑えたりと様々な性能を付与できます。
その他にも、熱伝導率を高くする熱特性や電流が流れやすくする電気特性、摩擦による消耗を抑える耐摩耗性などを高めるために使用されることも多いです。
これらのメッキを総称して「機能メッキ」と呼びます。
2つ目は、防食を行うためのものです。
防食とは、鉄などの金属の腐食を防止する作業のことをいいます。
加えて、錆を抑制したい場合や、表面の強度を高めて耐久性を上げたい場合にも有効な方法です。
これらを目的としたメッキのことを「防食メッキ」や「防錆メッキ」と呼びます。
3つ目は、製品の表面を装飾する目的のものです。
厚さを均等にすることで、見た目を美しく仕上げられるため、こちらもよく使われます。
メッキ製品と呼ばれているものは基本的にこのメッキ加工が施されていることが多いでしょう。
こうしたメッキのことを「装飾メッキ」と呼びます。
ここまででお分かりいただけたように、メッキの呼び名はそれぞれが使用される場面によってつけられています。
それぞれのメッキが様々な場面で活用されていることを覚えておきましょう。
□防食工事が必要な理由とは?
防食工事が必要な理由は単純で、コンクリートや鉄筋などの腐食や劣化を防ぐためです。
コンクリートは木材のような他の素材と比べると、耐久力が非常に高い構造材である一方で、酸性の液体や水分にさらされると劣化しやすいという弱点もあります。
中でも、鉄筋を含む場合には空気中の二酸化炭素による中性化が大きな問題です。
また、高アルカリ性が失われ、内部鋼材が腐食・膨張することによりひび割れや剥離を引き起こす可能性があることにも注意が必要です。
防食工事により表面をコーティングしないと、水分にさらされる環境では特に劣化が早く進んでしまいます。
内部に水分がたまることが、内部構造を破壊する原因となるため確実にコーティングするようにしましょう。
さらに、工場のような現場でよく使用される硫酸のような酸性の液体も、劣化を加速させる腐食物質の1つです。
硫化水素ガスが発生するような環境では、濃縮されやすいため特に防食工事を行う必要があるでしょう。
□まとめ
今回は、防食メッキの効果とその他のメッキとの違い、また防食工事の必要性についてご紹介しました。
当社では、次世代を担うライニング材の「ポリウレア」を使用した施工を行っております。
全国どこでも対応いたしますので、防食工事をご検討の方はぜひこの機会にお問い合わせください。
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