ポリウレアグリスの特徴と用途について解説します! | 新着情報 | スタンス

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ポリウレアグリスの特徴と用途について解説します!

ポリウレアグリスの特徴と用途について解説します! | 防食・特殊防水事業

高温環境下で機械を安定稼働させるためには、適切な潤滑剤の選択が重要です。
特に、高温環境下での使用を想定した場合は、一般的なグリースでは性能が不足することがあります。
そこで注目されるのが、ポリウレアグリースです。
ポリウレアグリースは、高温環境下での優れた性能を発揮する潤滑剤として知られています。
この記事では、ポリウレアグリースの特徴や用途、選び方を解説していきます。

□ポリウレアグリースとは?特徴と種類

ポリウレアグリースは、増ちょう剤にウレア化合物を用いたグリースの一種です。
ウレア化合物は、窒素と酸素を含む有機化合物で、その構造によって様々な性質を示します。
ポリウレアグリースでは、ウレア基の数によってジウレア、トリウレア、テトラウレア、ポリウレアなどと呼ばれ、それぞれのグリースは異なる特徴を持っています。

1: ジウレアグリース

耐熱性、耐水性、耐摩耗性に優れており、高温環境下での使用に適しています。
一般的なウレアグリースの中で最も汎用性が高いです。

2: トリウレアグリース

ジウレアグリースよりも耐熱性、耐水性、耐摩耗性がさらに向上しています。
高温・高負荷の条件下で使用される場合に適しています。

3: テトラウレアグリース

耐熱性、耐水性、耐摩耗性が非常に高いグリースです。
極めて高温な環境下での使用に適しています。

4: ポリウレアグリース

ウレア基が多数結合したグリースです。
耐熱性、耐水性、耐摩耗性が極めて高く、高温・高負荷の条件下でも安定した性能を発揮します。
ただし、他のウレアグリースよりも高価であるという側面があります。

ポリウレアグリースは、それぞれのウレア基の数によって異なる特性を持つため、用途に応じて適切な種類を選択することが重要です。

□ポリウレアグリースのメリットとデメリット

ポリウレアグリースは、高温環境下での潤滑に優れた性能を発揮する一方、いくつかのデメリットも存在します。
ここでは、メリットとデメリットを詳しく解説し、適切なグリースを選定するための判断材料を提供します。

*メリット

1:高温下での潤滑寿命が長い
一般的なグリースよりも高温下での安定性に優れ、長期間にわたって潤滑性能を維持できます。
そのため、グリースの交換頻度を減らし、メンテナンスコスト削減に貢献できます。

2:酸化安定性に優れている
高温下でも酸化しにくいため、グリースの劣化を抑え、性能を長期にわたって維持できます。

3:耐熱性に優れている
高温環境下でも性能が低下しにくいため、高温で使用される機械に最適です。

4:耐水性に優れている
水分や湿気の影響を受けにくいため、湿気のある環境下でも安定した性能を発揮します。

5:耐摩耗性に優れている
摩擦による摩耗を防ぎ、機械の寿命を延ばします。

*デメリット

1:高温下で硬化しやすい
高温環境下で使用していると、硬化してしまい、潤滑性能が低下することがあります。

2:せん断安定性に劣る
高速回転や強い負荷がかかると、グリースが薄くなり、潤滑性能が低下することがあります。

3:価格が高い
一般的なグリースよりも価格が高い場合があります。

ポリウレアグリースのメリットとデメリットを考慮し、機械の稼働条件や使用環境に合わせて適切なグリースを選定することが重要です。

□まとめ

ポリウレアグリースは、高温環境下での使用に適した潤滑剤です。
耐熱性、耐水性、耐摩耗性に優れ、高温下でも安定した性能を発揮します。
しかし、高温下で硬化しやすい、せん断安定性に劣るといったデメリットも存在します。
機械の稼働条件や使用環境などを考慮し、適切なグリースを選定することで、機械の寿命を延ばし、安定稼働を実現できます。
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