ポリウレア樹脂はその優れた防水性や防食性、耐摩耗性、耐薬品性などから工場でよく使用されています。
ポリウレア樹脂は他にどんな特徴やメリットがあり幅広く使用されているのでしょうか。

今回は、ポリウレア樹脂が一体どんな素材なのか、特徴やメリットもあわせて解説します。

□ポリウレア樹脂とはどんな素材？特徴も合わせてご紹介！

ポリウレア樹脂とは、イソシアネートとポリアミンの化学反応により生成される樹脂化合物で、比較的新しい素材と言えます。
防水性や防食性、耐摩耗性、耐薬品性などに優れているため塗装した物の強度を高められます。

さらに速乾性にも優れ、様々な状況でも施工できるだけでなく、工期の短縮にも貢献します。
優れた強靭性と伸長性を併せ持つにも関わらず、溶剤を使わないため環境と人体に優しく、安全に塗装できるのも大きな特徴です。

これらの特徴から、防水や防食を目的に多くの工場で設備の塗装に取り入れられているのです。

□ポリウレア樹脂は劣化に強い？その他のメリットとは？

ポリウレア樹脂の数々の特徴を紹介しましたが、劣悪な環境下での劣化に強いことも大きなメリットです。

薬品や海水による腐食、熱や衝撃による影響や激しい摩耗など、工場で見られる劣悪な状況でもポリウレア樹脂は特徴を発揮させ、長期にわたり基材を保護できるのです。
そのため、薬品タンクや防液堤、地下ピットや化学プラントなど様々な設備に使用可能です。

ポリウレア樹脂の塗装には他にも多くのメリットがあります。

1.施工期間の短縮

ポリウレア樹脂の速乾性により、施工期間を大幅に短縮できるだけでなく、施工範囲も広がります。
壁や天井、床などの施工しづらい場所でもその速乾性を活かした塗装が可能です。

2.すぐに使用できる

ポリウレア塗装の場合、数十秒〜数分後には塗装面を触ったり歩いたりすることが可能です。
そのため、工場での作業を長時間停めることなくすぐに使用できるのも大きなメリットと言えます。

3.どんな場所でも施工可能

環境や人体に対して有害な揮発性有機化合物を使用しないため、閉鎖空間や狭い場所でも安全に作業できます。

4.温度に左右されにくい

ポリウレア樹脂は効果可能な温度が幅広いため、低温・高温どちらの環境であっても基本的には安定した硬化が可能です

□まとめ

今回はポリウレア樹脂の特徴と、劣化に強いことを中心にその他のメリットについて解説しました。

ポリウレア樹脂は防水性や防食性などに優れ、多くの工場で使用されています。
どんな環境でも防水性や防食性、耐摩耗性、耐薬品性を発揮し、劣化に強いのが大きなメリットです。
さらに、工期と稼働停止期間の短縮や、閉鎖空間・低温での作業が可能な点など多くのメリットがあげられます。

当社では、全国対応でポリウレア塗装を行っております。
塗装でご不明な点などありましたら、お気軽にご相談ください。