防食テープに求められる耐用年数とは?選び方の基準も併せてご紹介します!
防食工事を行ったことがある方にはなじみ深いであろう「防食テープ」には様々な種類があり、耐用年数や性能が異なってきます。
防食テープを使用する際には、必要な機能を確実に見極める力が必要です。
今回は、防食テープの選び方の基準や求められる耐用年数についてご紹介します。
□防食テープに求められる耐用年数とは?
一般的な基準として、コンクリート防食工事には10年以上の耐用年数を確保できる性能を有することが、日本下水道事業団(通称:JS)によって規定されています。
最近では、技術力の向上により25年~30年ほどの耐用年数を誇る防食工法も確立されており、再工事までのスパンも長くなりつつあります。
□防食テープを選ぶ基準をご紹介!
1.配管の素材にあったものかどうか
配管の素材にあったものかどうかを見分ける必要があります。
そもそも配管は、金属管と非金属管に分けられ、それぞれの素材で使用できる防食テープの種類や機能も異なるのです。
金属管としては以下のような物が当てはまります。
・鋼
・アルミニウム
・銅
・ステンレス
・鉛
・チタン
一方で、非金属管には以下のような物が当てはまります。
・樹脂(塩化ビニル)
・耐火二層管
・架橋ポリエチレン
・コンクリート
・ガラス陶器
機能面に関しては、例えば金属管に使用する防食テープは防錆効果が不可欠ですが、一部の非金属管にとっては不要な効果であるというように、必要性に応じて機能を選択する必要があります。
2.使用するシチュエーションにあったものかどうか
防食テープを使用するシチュエーションの例として、以下のようなものが挙げられます。
・上水道
・ガスパイプ
・電力、通信用ケーブル
・化学薬品を使用する工場
・工場内部の配管
これらの配管それぞれの形状や周囲の環境によって、適した素材の防食テープを選択する必要があります。
例としては、電力ケーブルには漏電を防ぐ絶縁体素材のものを選び、屋外に設置する配管には紫外線に強い素材を選ぶといった具合です。
シチュエーションに沿った適切な素材を確実に選ぶことをおすすめします。
3.対応している温度
一般的に、防食テープの耐熱温度はおよそ60度~70度です。
そのため、それ以上の液体・気体が通る配管の場合は、テープが溶けてしまわないように高温用・耐熱用の防食テープを使用しなくてはなりません。
また、高温用の記載があっても、製品ごとに対応温度が異なるため、購入前に必ず対応温度も確認してください。
□まとめ
今回は、防食工事に求められる耐用年数についてや、防食テープを選ぶ基準についてご紹介しました。
当社では、高い防食・防水機能を備えたポリウレアを使用し、工場の設備を長期にわたって維持するための工事を行っております。
防食・特殊防水工事をご検討されている方は、ぜひ当社にお問い合わせください。
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