コンクリートの目地って何?目地の充填剤にはポリウレアがおすすめ!
街を歩いているだけで頻繁に見かけるコンクリート造の建物ですが、近くからよく見てみると、コンクリート同士の間に細い隙間が設けられていることが多いです。
この隙間のことを「目地」といいますが、実際どのような目的で目地が設けられているかを知らないという方が多いかと思います。
今回は、そんな目地の詳細についてご紹介しながら、目地材として使用されているポリウレアについても解説します。
□そもそも目地ってなに?
コンクリートに設けられた隙間のことを目地と呼ぶことをご紹介しましたが、そんな目地の目的とは一体なんなのでしょうか。
目地を簡単に説明すると、意図的にひび割れを起きやすくした部分のことです。
コンクリートは、温度変化によって収縮しやすく、簡単にひび割れてしまいます。
それが複数個所に及んでしまうと、そこから水が入り込み、内部の腐食や鉄筋のさびなどが発生してしまうのです。
そうした事態を避けるために設けられるのが目地です。
目地を設けることで、意図的にコンクリートに欠損部分を作り、目地部分にひび割れが起きやすくします。
ひび割れやすい部分を事前に調整しておくことで、修理を行いやすくするほか、全体的な構造上の欠陥を減らすことが主な目的です。
ひび割れを誘発させる目的があるため、「誘発目地」とも呼ばれています。
一般的に、目地の幅は10~30mm、深さは20~50mmのものが多く、それぞれ3~4mの間隔をあけて設けられる場合が多いです。
□ポリウレアは目地の充填剤としても使用可能!
実は、目地を作った後、目地材を使用して充填するというケースも多いです。
目地材とは、目地を埋めるために使用する材料のことを指し、伸縮性のある材料がよく用いられます。
そんな目地材としてポリウレアを使用するケースが増えてきているのをご存じでしょうか。
従来では、ポリウレアは特に工場や薬品倉庫などの屋根や外壁、床に塗布して使用されてきました。
もともと、工場のような環境に適した様々な特徴を持ち合わせており、近年評価を挙げているライニング材の1つですが、目地材として使用されることも増えてきています。
目地材として使われるようになった背景には、その優れた柔軟性と強度があります。
約400%にも及ぶ伸び率に加えて、硬化した後の強度はコンクリートと遜色ないため、コンクリートの形状変化に追従しながら、安定した硬度を保つことができるのです。
使い勝手が良く、広範囲の施工にも適したポリウレアをぜひ一度試してみてください。
□まとめ
今回は、そもそも目地とは何なのか、また目地の充填剤としてポリウレアが使用されている理由についてご紹介しました。
当社では、今回ご紹介した次世代のライニング材ポリウレアを使用し、工場の防食・防水工事を行っております。
全国どこでも対応いたしますので、ポリウレアにご興味のある方は、この機会にぜひお問い合わせください。
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