ポリウレアとFRPの違いを徹底比較してご紹介します!
防水工事の場で近年よく耳にするのが、「ポリウレア」と「FRP」の2種類の素材でしょう。
では実際のところ、両者はどのような点が異なっているのでしょうか。
今回はポリウレアとFRPの違いを比較してご紹介したうえで、防水工事の種類や特徴についてもご紹介します。
□ポリウレアとFRPはどう違う?
ポリウレア樹脂とFRPの違いは多岐にわたります。
ポリウレアがFRPよりも優れている点は以下の通りです。
・耐摩耗性
・施工が簡単
・伸び率が高い
・揮発成分がない
・養生
・膜特性
一方で、FRPが優れているのは以下の点です。
・耐薬品性
このように書き表すとFRPが欠陥品なのではないかと思われてしまいますが、耐食性・防食性・コンクリート付着性・補修性の観点ではポリウレアと同等に優れているといえます。
どちらも、工場のような現場ではよく使用されており、頻繁に耳にするため覚えておきましょう。
□工場の防水工事にはどのような種類がある?
工場の防水工事には、主に「シート防水」とウレタン・FRPを使用した「塗膜防水」の2種類があります。
シート防水と呼ばれる工法では、塩化ビニールや合成ゴムなどで作られたシート状の材料を用いて防水層を作ります。
施工面積が増えるごとに金額がお得になる傾向にある点は覚えておく必要があるでしょう。
メリットといえるのは以下の点です。
・工場や倉庫など、施工面積が広くなる場合にはコスパに優れている
・施工されるシートの品質が担保されている
・既存の防水がシート防水の場合、上からシート防水で改修できるため費用を抑えられる
デメリットといえるのは複雑な形状の場合に施工が難しかったり、シートの継ぎ目の水密性に問題が発生しやすかったりする点が挙げられるでしょう。
それに対して塗膜防水とは、防水機能を持つ塗料を使って防水層を作ることを指します。
ウレタンを使用するメリットとしては以下の点が挙げられます。
・表面が美しく仕上がる
・機能性遮熱塗料など、機能性を持たせることができる
・液状の塗料であるため、シート防水で施工が困難な部分にも施工できる
また、FRPを使用するメリットは以下の通りです。
・塗料の硬化が比較的早いため、工期が短い
・仕上げ材のカラーのバリエーションが豊富
塗膜防水のデメリットとしては、定期的にトップコートを塗り替える必要がある点、施工時に強い臭いが生じる点、シート防水と比較すると少し高価である点などが上げられるでしょう。
両者の工法にそれぞれメリット・デメリットが存在するため、状況や内容に合わせた検討を適宜行っていく必要があるといえるでしょう。
□まとめ
今回は、ポリウレアとFRPの違いについてや防水工事の種類、それぞれのメリットデメリットについてご紹介しました。
当社では、ポリウレアによる防食・防水工事の施工を全国対応で行っております。
施工をご検討されている方はもちろん、ポリウレアについて詳しく知りたいとお考えの方も含めてぜひこの機会にお問い合わせください。
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