ポリウレアの特徴とは?コンクリートへの施工方法を紹介します!
工場を所有されている方の中には、「ポリウレア」という言葉を聞いたことがある、という方も多いのではないでしょうか。
ポリウレアは、防水・腐食を目的に、工場や倉庫など、コンクリートへの塗装に多く用いられる樹脂です。
今回は、ポリウレアについて、そしてポリウレアのコンクリートへの施工方法について紹介します。
□ポリウレアとは?その概要と特徴
ポリウレア樹脂は、「次世代のライニング材」として注目を集めています。
イソシアネートとポリアミンが化学反応を起こすことで生成される樹脂化合物で、日本では1989年から使用されるようになりました。
そんなポリウレア樹脂の特徴を6つ紹介します。
1つ目は、強度と柔軟性の両立です。
ポリウレア樹脂が形成する塗膜は、スプレーでの塗布のみでも、コンクリートと同程度の強度を発揮します。
また、その高い強度と同時に高い伸縮率も兼ね備えています。
2つ目は、速乾性です。
ポリウレア樹脂は、塗布してから数秒から数分で硬化します。
そのため、床はもちろん、壁や天井にもスプレーで塗布できます。
3つ目は、耐薬性・防水性です。
アルカリによる腐食を防止し、水や汚れから守ります。
4つ目は、紫外線に強いことです。
ポリウレア樹脂を野外の倉庫や工場に塗布すると、紫外線による劣化を防げます。
また、耐候性が高いグレードのものを選ぶと屋根や外壁でもトップコートなしで使用できます。
5つ目は、あらゆる素材に使用できることです。
今回紹介する施工例はコンクリートですが、木材やプラスチックにも使用できます。
6つ目は、環境に優しいことです。
ポリウレア樹脂は無溶剤・無触媒です。
また、刺激臭もせず揮発しないため、地下などの閉鎖空間でも安全に作業できます。
□コンクリートへの施工方法とは?
今回は、ポリウレア樹脂の施工の一例として、コンクリートへの塗布について解説します。
コンクリートにポリウレア樹脂を塗布する場合、3から4のステップを踏みます。
まず、旧塗膜や付着している汚れを取り除き、ケレン・脱脂を行います。
そして、適切なプライマーを塗布します。
その後、下地に不陸がある場合は、パテ材を使用して調整し、ピンボールの発生を抑えます。
最後に、ポリウレア樹脂を塗布します。
□まとめ
ポリウレア樹脂は、強度と柔軟性を兼ね備え、様々なものに、様々な状況で使用できる塗料です。
環境にも優しく、まさに時代に合った塗料といえます。
ポリウレアに興味を持たれた方は、ぜひ一度当社にご相談ください。
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