地下ピットで水が溜まるサインとIPH工法による補修方法をご紹介!
建築物の維持管理は、施設管理者にとって重要な責務です。
特に地下ピットの水溜まり問題は、多くの施設で頭痛の種となっています。
この記事では、地下ピットでの水溜まりを特定・予防する方法と、IPH工法を用いた漏水補修の具体的な手順を探ります。
目次
□地下ピットで水が溜まるサインとは?
地下コンクリート構造物、特にエレベーターピットは、日常的な点検が難しく、水溜まりや劣化に気づきにくい場所です。
定期的な点検と細かな観察が重要で、特に以下のサインに注意することが重要です。
1:錆や汚れの蓄積
地下ピットでは、錆や汚れが目立つようになった場合、水の溜まりやすい環境が形成されている可能性が高いです。
2:水溜りや蒸発跡
水溜りやその蒸発跡は、地下部分に水が浸入している明確な兆候です。
3:漏水の兆候
建物の老朽化による亀裂やひび割れからの漏水は、地下ピットの水溜まりの一般的な原因です。
4:特有の臭い
湿気が高い環境では、雑菌やカビが繁殖しやすく、特有の腐敗臭がすることがあります。
このように、水溜まりの兆候を早期に察知することで、問題の拡大を防ぎ、効果的な対処が可能となります。
□IPH工法による地下ピットの補修手順
地下ピットの漏水問題に対処するため、IPH工法は非常に効果的です。
以下はその具体的な手順です。
1:漏水原因の特定
漏水の原因となる部分を探し出し、ひび割れや空洞の有無を確認します。
これは、専門的な技術と細かな観察が必要な作業です。
2:土手作り
漏水箇所を一体化させるための土手を作り、樹脂を注入するための基盤を整えます。
3:穿孔作業
樹脂を注入するための穴を開け、ひび割れ部分の洗浄と準備を行います。
4:台座の取付
樹脂注入のための台座を設置し、シーリングで固定します。
5:樹脂の注入
主剤と硬化剤を混合した樹脂を準備し、ひび割れ部分に注入します。
6:カプセルと台座の撤去
樹脂が固まった後、IPHカプセルと台座を撤去し、補修作業を完了します。
IPH工法による地下ピットの漏水補修は、専門的な知識と技術を要しますが、その効果は長期的であり、建物の維持管理において重要な役割を果たします。
□まとめ
地下ピットでの水溜まり問題は、施設管理者にとって避けられない課題です。
しかし、水溜まりのサインを正確に読み取り、IPH工法による専門的な漏水補修を行うことで、問題を効果的に解決し、建築物の長期的な維持管理に寄与できます。
当社では化学工場の地下ピットや発電所などにおいてポリウレアの強みを生かしたさまざまな施工が可能です。
全国対応しておりますのでぜひ当社までお問い合わせください。
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