ガルバリウム鋼板は、知名度こそ低いですが、近年でも幅広い建物に使用されている素材です。
表面に様々な金属素材のメッキを施すことで、他の素材ではなしえなかった高い機能性を備えることが可能になりました。
今回は、そんなガルバリウム鋼板の特徴や、用いるメリットについて詳しくご紹介します。

□ガルバリウム鋼板とは？

ガルバリウム鋼板とは、アルミニウムや亜鉛、シリコンのメッキを施した薄い鉄版のことをいいます。

約40年前に初めて登場してから、それまで主流だったトタン板と比較して錆びにくいという点から急速に普及していきました。
トタン屋根の表面のメッキが亜鉛のみだったのに対して、ガルバリウム鋼板は3種類の原料が使用されているため、美観が落ちづらく、20年にもわたって錆を防げるのです。

また、現在におけるガルバリウムの多くは、2014年に登場した「SGL」と呼称されます。
SGLには、従来のガルバリウム鋼板のメッキに使用されていた3つの素材に、さらにマグネシウムが加えられており、防錆性が3倍以上にまで跳ね上がりました。

□ガルバリウム鋼板は屋根の防水工事にも最適！

ガルバリウム銅板には様々なメリットがあるため、屋根への着工にも適しています。
主なメリットは、以下のような点です。

・錆びにくい
・耐久性に優れている
・熱反射性が高い
・メンテナンスの手間が少ない

1点目は、先ほどもご紹介した錆びにくいという点です。
屋根には定期的な防食工事を行う必要がありますが、そのスパンを長くできる点が大きな魅力だといえます。

2点目は、他の鋼板と比べても非常に耐久性が高いという点です。
中でも防水性が非常に優れており、酸性雨にも強いため、日頃から雨水にさらされる屋根に用いるのに最適だといえます。

3点目は、熱反射性が高いという点です。
熱反射性が高いと、太陽光による室内温度の変化を抑えたり、紫外線による屋根の劣化速度を遅くできたりします。
加えて、断熱性も兼ね備えているため、季節を問わず工場内での作業を快適に行うことができます。

4点目は、メンテナンスの手間が少ないという点です。
ガルバリウム鋼板はメンテナンスフリーとも言われるほどに、メンテナンスの頻度が少なくて済むため、その点でも人気があります。

□まとめ

今回は、ガルバリウム鋼板とはそもそも何なのかや、屋根にガルバリウム鋼板を使用するメリットをご紹介しました。
当社では、高い防食・防水機能を備えた「ポリウレア」と呼ばれるライニング材を工場や倉庫などの屋根に施工しております。
防食・防水工事をご検討中の方は、ぜひ当社にご連絡ください。