ポリウレアの耐用年数と施工手順についてご紹介!
ポリウレアという単語を聞いたことがない方も多いでしょう。
これはイソシアネートとアミンの化学反応によって生成される樹脂化合物です。
1980年代初期に開発され、その後各種用途に展開が進んでいます。
特に、高い防水性、防食性、耐薬品性が特徴です。
そこで今回はポリウレアの耐用年数と施工手順についてご紹介します。
□ポリウレアの耐用年数について
まず、ポリウレアには純ポリウレアと半ポリウレアがあります。
これらの主な違いは、純ポリウレアは等しく末端基アミノ化合物をアミノ化合物生物成分としていることです。
いかなる触媒をも必要としないため、室温でも瞬時にイソシアネート成分と混合させることでポリウレアを生成できます。
純ポリウレアは触媒を含まないため、耐老化性は半ポリウレアよりも良好です。
純ポリウレアの寿命は75年以上になると予想されており、この特徴は他の合成高分子材料にもない特殊な性質です。
また、ポリウレア樹脂は柔らかいステンレスと評されることもあり、海外では100年コーティングと言われているほどです。
実際に、促進耐候性試験では数値的に50年以上の耐久性を保つことが証明されています。
□ポリウレアの施工手順とは?
1.下地処理
既設コンクリートの場合は、脱脂、ケレンや脆弱部等の除去、クラック欠損の補修が行われます。
ケレンとは、主に鉄部に対して行う素地調査のことを指し、さび落としの意味合いで使われることが多くなっています。
また、クラックとはひび割れのことを指します。
鉄面の場合は、脱脂、ケレンや状況によってはさびの撤去を行います。
2.不陸調整
下地がコンクリートの場合は状況や目的用途によって、パテ材で不陸調整を行います。
3.プライマー塗布
塗布下地や用途によって適切なプライマーを選定します。
下地によってはこの工程を省くこともありますが、基本的には必須の工程です。
4.ポリウレア塗布
ポリウレアを適正な塗布厚みにて塗布を行います。
吹き付けや手塗りによって塗布されます。
5.トップコート塗布
目的に応じてトップコートを塗布することも可能です。
また、耐火塗料や遮熱塗料とも組み合わせられます。
□まとめ
今回はポリウレアの耐用年数と施工手順についてご紹介しました。
ポリウレアは非常に耐久性が高く、50年以上の耐久性を保つことが証明されています。
耐久性以外にも防食性や耐薬品性も高いため、優れている樹脂と言えるでしょう。
ポリウレアの塗布をお考えの場合は、ぜひ当社までお問い合わせください。
Categoryカテゴリ
Archiveアーカイブ
- 2024年11月 (1)
- 2024年10月 (7)
- 2024年9月 (8)
- 2024年8月 (9)
- 2024年7月 (7)
- 2024年6月 (9)
- 2024年5月 (7)
- 2024年4月 (7)
- 2024年3月 (9)
- 2024年2月 (7)
- 2024年1月 (8)
- 2023年12月 (8)
- 2023年11月 (8)
- 2023年10月 (8)
- 2023年9月 (8)
- 2023年8月 (8)
- 2023年7月 (8)
- 2023年6月 (8)
- 2023年5月 (8)
- 2023年4月 (8)
- 2023年3月 (9)
- 2023年2月 (7)
- 2023年1月 (8)
- 2022年12月 (8)
- 2022年11月 (3)
- 2022年8月 (1)
- 2021年11月 (1)
- 2020年3月 (1)
- 2019年9月 (1)
- 2019年6月 (1)
- 2019年5月 (2)
- 2019年4月 (1)
- 2019年3月 (1)
- 2018年12月 (1)
- 2018年11月 (1)
- 2018年10月 (3)