腐食の原因とは?被覆防食法を紹介します!
工場をお持ちの皆さんの中には、メンテナンスについて悩まれる方も多いのではないでしょうか。
屋根や外壁などの腐食は、建物の劣化につながります。
防食の手段の1つに、被膜防食法があります。
今回は、腐食の原因、そして被膜でおこなう防食方法について紹介します。
□腐食の原因って?
腐食とは、化学・生物学的作用によって外見や機能が損なわれた物質やその状態のことです。
金属の場合、周囲の環境との化学反応によって腐食が生じます。
金属での腐食は、錆になることがあります。
そのため、腐食を防ぐことは、錆を防ぐことにもつながります。
金属の腐食を防ぐ防食には、2つの種類があります。
・金属が酸素や水分と触れないようにする
・金属がイオン化しないようにする
金属の腐食は、金属の表面に付着した水分が鉄をイオン化し、空気中の酸素と反応することで起こります。
そのため、この2つの方法が防食には有効です。
□被覆でおこなう防食について
ここでは、防食方法の1つである被膜防食法を紹介します。
被膜防食法は、被膜を作ることで腐食を防ぐ方法です。
被膜には、有機被膜と無機被膜があります。
*有機被膜
有機被膜による防食は、塗料での防食と有機ライニングでの防食に分けられます。
塗料での防食は、費用が安く、補修が簡単であるというメリットがあります。
同時に、耐久性・耐候性がほかの防食法に比べて低いというデメリットがあるため、素地の調整や塗装の効果を向上させるための加工が必要です。
有機ライニングでの防食は、ポリエチレンやエポキシなどを使い、有機物の貼り付けや塗装などで覆う工法です。
塗料での防食よりも分厚い被膜になるため、耐久性・耐候性が高いです。
*無機被膜
無機被膜による防食は、金属被膜での防食と非金属被膜での防食に分けられます。
金属被膜での防食は、ニッケルや銀、クロムを用います。
耐久性・耐衝撃性に優れており、取扱いが簡単、というメリットがあります。
しかし、初期費用が高く、金属同士の腐食に配慮する必要があります。
非金属被膜による防食は、主にコンクリートに用いられます。
耐久性に優れており、被膜の厚みが100ミリメートル程度と、非常に厚くなる特徴があります。
□まとめ
今回は、腐食の原因と、被膜防食法について紹介しました。
防食は、防錆にもつながります。
当社は、ポリウレアを使った防食を専門に行っております。
工場の壁や屋根に腐食が見られる、防食の方法について詳しく知りたい、という方は、ぜひ一度当社にご相談ください。
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