みなさんはポリウレア樹脂をご存知でしょうか。
あまり聞き馴染みのない方も多いと思いますが、実は私たちが生活する中で多くの建物や自動車、工場などに使用されている素材です。
今回はそんなポリウレア樹脂とは一体どのような塗料なのか、またそのメリットとデメリットについて解説します。
ぜひ参考にしてください。

□ポリウレア樹脂とは？

ポリウレア樹脂とは、海外では老朽化したインフラの再利用といった長寿命化への適応が進んでおり、さらに重要な建物の保護にもよく使用される、衝撃に強い特殊コーティング用の塗料のことを指します。
1980年代にアメリカでプラスチック成型材として開発され、その後用途に応じて展開された新しい樹脂であると言えます。

この塗料は、身の回りにあるあらゆる脅威から身を守り日常生活の安全を守る素材として、日本の建築業界では現在最も注目を集めている素材の1つでもあります。

□ポリウレア樹脂のメリットとデメリット

＊メリット

メリットとして一番に挙げられるのが、ポリウレア樹脂の持つ性質の種類の豊富さです。
ポリウレア樹脂は、防水・耐薬品・耐摩耗・防錆・剥落防止・耐爆発・耐熱・耐衝撃・耐紫外線など、優れた特徴が多く備わっています。

さらに、ポリウレア樹脂はすぐに硬化するため、工期があまり取れず広い範囲の防食をしなければならない際にポリウレア樹脂はとても有効です。
また、さまざまな劣化要因が同時に起こってしまった場合において特にその特性を発揮し、長期間にわたってその基材を保護することが可能です。

＊デメリット

デメリットとして、ポリウレア樹脂の取り扱いが難しいことが挙げられます。
適切な下地処理やプライマーの選定、耐薬品や耐熱に対する事前の調査・検証を念入りに行う必要があります。

仮にそのような工程を適切に行わなかった場合、塗布後に「浮き」や「剥がれ」の原因になることもあります。
そのため、当社のような専門家と相談し利用の仕方がきちんと正しいのかどうか、使用するポリウレア樹脂の種類は適切かどうか念入りに見極めることをおすすめします。

□まとめ

今回は、そもそもポリウレア樹脂はどんな素材か、またそのメリットとデメリットについてご紹介しました。
ポリウレア樹脂は多くの特性があり幅広い面で使用できる一方、使い方を誤ると思った通りの効果を発揮できないこともあります。
専門家の知識が必要な場面も多いため、まずは当社までお気軽にご連絡ください。